【創作】花弁は騙る

booknook開催おめでとうございました。



実は第一回も参加してました。参加と言っていいのかわからないレベルで何もしなかったけど…
今回は一応きちんと締め切りを設けてその日のために書きおろしが仕上がったので満足している。

前回はあまり全力で参加するつもりなかったから、サークル名も「締め切り設定」名前も「K」とかで参加してた。そうしたら主催さんから参加賞みたいなかんじで参加者の名前を連ねたポストカードのデータを貰えたんだよね。
今回もあるっていうから張り切って名前はカナヤにしておいたのだけど、「かくかくしかじかで今回の参加賞はサークル名で一覧にします」だって。ええw

 

今回は当日展示以外にも、実は企画にあった公募のオールジャンルアンソロに寄稿させていただこうかなと考えていた。けっこう真面目に考えていたのだけれど、よくよく募集要項を見たらBLは△っぽい感じの表現がなされていることに気付き(いろいろな参加者のことを配慮した内容にしてね、みたいな文言だった)、一癖も二癖もある弊カプ、残念ながら見送ることにした次第です。

ということでアンソロ用にと思っていた掌編をそのままスライドして当日発表といたしました。テーマは『本』。
私の書くものの中では比較的恋愛要素は薄めのなれそめ?出会いのお話です。こういう種を撒く場に公開するのは、ガツガツ成人指定作品よりも、なれそめやきっかけ噺の方がいいなかなあなんて考えてのチョイス。どうなんだろう。やっぱエロの方が読まれやすいのかな。

二人の出会いのパターンはいくつもあるけれど、11のことを警戒しまくっているうちに意識の仕方が変わっていって……から始まる116が好きかなあ、と最近は思う。どっちかというと11←6な感じが最近はブーム。

泳がされてる11と、それを監視する6。11は泳がされてること分かってるから下手には動かないだろうな。6が監視の目を向けてることもわかってる。わかったうえで上手にやり過ごしたり、たまに挑発したりがあるのかもしれない。そんななかで11の意識もほんの少しだけ6に向いていくのかもしれない。
甘々だとか相思相愛だとか大好きなんだけど、限りなく原作に寄せて解釈するのであれば、11はやっぱり自身の本当の目的以外は眼中にないと思う。6と向き合っていた時間と気持ちは嘘じゃないかもしれないけど、言ってしまえば機関にいる間の暇つぶしでしかないんだろうな…
6も11の外へ向かうエネルギーの大きさはとてもじゃないけど手におえなくて、この機関に、そして自分の傍に、留めておくことなんてできないんだろうなってわかってるはず。せつないなあ……シリアス得意じゃないくせにカプ観はシリアス寄りです。

未来のことはさておき、二人の出会いに焦点を当てた話。
アンソロに提出するつもりでいたので恋愛要素は限りなくオフした『本の貸し借りを経て始まる二人の仲』を想定して書いた。
タイトルは結局またお題サイト様からおかりしました。初めて訪問したところ!
「花弁は騙る」
花弁は11のこと。「騙る」としたのは、「私なら教えることが出来そうだ」なんて豪語しているところにちなんで。それっぽいことを言って人を誑かすのがお上手ですね。褒めてますよ。

教えることができるはずない。心なんてないんだから。

 

Booknookイベントはもうすでに第三回目が募集はじまってる。
漠然と皆勤狙いに行こうかな~と思う気持ちと、もうひっそりしていてもいいような気もしていて、まだ悩んでる。さすがに今決めなくてもいいか。