小説を書くという事は祈りに似ていた

小説を書くという事は祈りに似ていた。そして他のどんな営みにも似ていなかった。
言葉や思いを届ける相手を選べない。届くかどうかもわからない。
それでもどうしようもなく、書き続けてしまう。

杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』

共感の嵐