作ることと読むことは車の両輪

俳句がうまくなるコツは、「とにかく毎日作ること」。一日一句が難しければ、日曜日を俳句デーと決めて七句作ってみてもいいでしょう。大事なのは作り続けること。実作で鍛えていくのです。スポーツと一緒で、ルールは覚える必要があるけれど、まずは走る、ボールを蹴るなどの練習をしなければはじまりません。理論や理屈は作りながら勉強していけばいいのです。

まず一句作ってスタートラインに立ちましょう。

そして同時に、良い作品をたくさん鑑賞することも重要です。作ることと読むことは車の両輪で、どちらが大きくてもうまく進みません。佳(よ)い句を鑑賞し、読み解く力を高めることも、上達への道と言えます。

 

夏井いつき『超カンタン!俳句塾』



とあるきっかけで短歌に手を出してみたのだけど、ものすごく楽しくて奥深くて、もっともっと挑戦したい!と創造意欲を掻き立てられている。久しぶりに本腰入れて勉強しようと思ったのだけど、何を間違えたのか「そういえば夏井先生がご本を出していたはず!」と手に取ってみたら短歌ではなく俳句本でした。
恥ずかしながら短歌と俳句の違いもよくわからなかった私はとりあえず夏井先生だからとその本を買って帰ったのだけど、上記はその本『超カンタン!俳句塾』の冒頭にて先生のお言葉で書かれていた文言です。

これは俳句に限らずすべての創作に言えることだよな~深く頷いてしまう。
自分で書くこと、他者の作品に触れること、そして続けること。冒頭にして真理を突かれた衝撃が激しく、忘れないようにここに残しておこうと思う次第です。

短歌と俳句に違いはしっかり理解した。そのうえで私が取り組んでみたいのはやっぱり短歌なのかなと思うけれど、季節を取り込む俳句の奥深さもとても興味深く、色々な人が創作に取り入れているのを気を付けて注目してみたいと思っている。そして自分自身もいくつか作り出してみたいと思ってしまう。やりたいことだけはたくさんある。