【創作】ビターマイルド

振り返りとだらだら語り。 ※ログより



最近私自身がコーヒーにはまっているので、コーヒーを飲む話が書きたくて臨んだ作品。
ストーリーを膨らませていたらエレイェがしっくりきたので勢いで書き上げた。

・コーヒーのこと
大人になったイ氏がコーヒーを飲みながら昔を思い出す部分を考えるのが楽しかった。苦くて飲めなかった幼少期、ノバデ時代はブラックを好むようになり(6さんがブラック愛飲)、心を取り戻した今もそのままブラックを飲んでいる。ミルクを入れたり甘くするのも今は好き。などなど…。妄想楽しいです。
116でもコーヒーの話を書いたことがあると思う。その時も弊6氏は苦くして飲んでたなあと思い出すなどした。閑話休題。
読んだ後、コーヒー(カフェオレ)が飲みたくなるような作品になっていたらいいなあと思っている。

・展開について
書き終わってから思ったけど、私の書くエレイエは完全にワンパターンだ。
過去を思い悶々としているイさんと、それに気付いて胸中に巣食う不安や嫌悪の暗い気持ちを払ってくれるエレ。
莫大な包容力でイさんを包み込んで導いてくれるエレが書きたい、のはいいんだけど、私の作中だとどうにもイの人が成長できてないな。
もしまたエレイェを書くことがあれば、次はもっと違うテイストで挑戦したい。この二人はほのぼのと平和に末長く仲良く支え合う関係であってほしい、なんて考えてる。カプ未満も大いに可。

・タイトルのこと
今回は、タイトルを決めるのにとても苦労した。
本文は勢いあって二日程度で楽しく書き上げることができたのに、いつまでたってもタイトルだけ全く何も思い浮かばなくて長らくやきもきした。何度『無題』で送りだそうとしたことか。
挙句の果て、やっといいの思いついた、とおもってアップしたものがあったのだけど、『なんだかどこかで聞いたことあるような…?』と思って調べてみたら、人様の作品タイトルにかなり酷似したものがすでに上がっていらしたのを見つけ、瀕死の思いで下げるなどした…(ここだから書いてしまうけれど、前作『とある門衛の提案』にちなんで『とある研究員の一服』とか考えてた。ぐぬぬ)
気付いたからよかったものの、これが結構こたえた。いつかどこかで見たものが記憶の底に引っかかって、自分の思い付きだと勘違いしながらその記憶を拾って我が物顔で発表していたりしていることがきっといろいろな場面であるのだろうな……などと頭を抱えたりした。まあ、創作ってそういうものであるとは思うけど。
あまりにも悩みすぎて暗い気持ちになって、深淵をのぞいていたのは私だったのだろうかと思うなど(????????)

具合悪くなりそうになりながら、最終的にはほぼ妥協だけど、もうセンスとか雰囲気とかどうでもよくなって、とにかく完成させたいという気持ちだけでなんとか捻りだして世に送り出しました。
ビターマイルド。思い起こした過去の苦さと、それを和らげてくれる存在のお話、ということでどうかひとつ…(とっても後付け)

 

エレイェについてはこれに懲りず、また思いついたら挑戦したいと思っている。