【創作】隠し味にするには少し苦い

久しぶりに書いたエレイェ小話!5/6記念小説です。
タイトルはいつもお世話になっているタイトルサイト様からお借りしましたよ。雰囲気です。



久しぶりと言いながら、ほんと私の書くエレイェはワンパターンなんだよな~~と毎回思う。
家氏に関しては、心を得たが故の苦悩を書くのが楽しすぎる。そしてそれに寄り添ってくれるエレの存在…。エレの包容力を書きたいのかな?両方だ、きっと。これも毎回言ってるかもしれない。すみません、これがうちのエレイェです。
そして、推しカプの過ごす朝の場面を切り取るのがまた性癖過ぎる(しかもオムレツ登場率高め)。推しカプごとに書かないと気が済まないのかもしれない。

『生きているんだ、こんな僕たちでも』
というフレーズは結構気に入っていて、多分他の作品でも何回か使ってる。『こんな僕=ノーバディという人ならざる存在の自分』という意味合いで使うのが好きだけど、今回は『許されざる罪を背負った自分』との対比になっています。ノーバディ、とそれに至る過程を死ぬほど黒歴史扱いしてるイェンツォ君が理想です。切り離したいのに切り離せない。悪夢にゼクさんが出てきてずっと『君は僕、僕は君』とか言い続けてるんでしょうねやだ好き。
うまく折り合いをつけられるようになるまで相当な時間はかかりそうだけど、時間が解決してくれる気もする。

そしてそんな彼を支えてくれるのはやっぱりエレさんだと思うねえ。
エレイェは恋愛的な関係に、もちろんなってもいいんだけど、ギリギリならないくらいのでもめちゃくちゃ大きな感情をお互いが持ってるような関係性が好き。いまのところ。
エレさんも過去のことは色々煮え切らない思いがあるだろうし、この作品時点ではまだ全然吹っ切れていないだろうけど、なんとか折り合いはつけていそうだ。なぜなら彼の一番の後悔は自分が先に消滅してしまったことなので、今度こそ大切な人を守らねばならないという気持ちが強くあるから。腐っている暇などないのだ。

本文に入れるか悩んで入れなかったやり取りで、『死んだ時のことを覚えてる?』とイェがエレに聞く場面がありました。頷くエレの顔は厳しく、死の間際に彼は一体何を思ったのだろう、いつか聞いてみたい、のような短いイェのモノローグ。
これはやっぱりエレ、もとい5番の彼が消滅の間際に思いを馳せた相手が6だったことがとても印象的だったことから生まれたやり取り。
そうやって考えるとエレ(5)のイェ(6)への思いの強さってかなり一貫したもので、果ては彼がノーバディになり得た【強い思い】すらもそこからきているのでは?なんて思ったりして。いや間違いなくそうだな。熱い男だ~…。イェンツォ君のこと頼んだよ…(?)

 



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直近の更新予定は6/6を目指しております。短い話の予定。
シリーズもゆっくり書いてます。最後なので妥協せず頑張ろうと思っています。